広島市中区の耳、鼻、喉の専門医、耳鼻咽喉科、内科、呼吸器科、アレルギー科

紫外線にご注意を

sunburn-03この季節、気を付けたいのが肌の大敵といわれる紫外線への対策です。目に見えないこれど夏の日差し、私たち健康に様々な影響を与える紫外線について、広島市医師会木下美枝子先生(皮膚科)にお話を伺いました。

◆紫外線とはどのようなものですか?

紫外線(Ultraviolet rays)とは太陽光線に含まれる光成分のにとつです。地上に届く太陽光線には、目に見える可視光線、熱として感じる赤外線、目にも見えず感じることができない紫外線などがあります。その中でも最も波長が短くエネルギーの高い紫外線は、私たちが生活している地上に1年中降り注ぎ、身体に様々な影響を与えます。

◆紫外線を浴びるとどのような影響がが出ますか?

紫外線を浴びると、日焼けなどの急性症状や、長年の蓄積によって起こるシワ、シミなど慢性症状の原因となります。
紫外線には殺菌作用など良い面もありますが、近年ではフロンガスによりオゾン層が破壊されたことで、より多くの紫外線が地上に降り注いでいるため、健康被害が増えていることから、紫外線対策が重要となっています。

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◆日焼けで赤くなったり、黒くなったりするのはなぜですか?

日焼けには「サンタン」と「サンバーン」の2種類があります。
紫外線を浴びて数週間から数か月続けて黒くなる「サンタン」は、主に波長の長いUVAが皮膚内部の真皮まで浸透してメラニンが増加することによって起こりますが、自覚症状はほとんどありません。紫外線を浴びた直後に赤くなる「サンバーン」は、主に波長の短いUVBの影響を受けて起こる皮膚の火傷で、ヒリヒリした痛みやかゆみを伴い、ひどいときには水泡を生じることもあります。

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◆季節や天気などで紫外線の量は違うのですか?

日本では4~9月に紫外線が強くなります。春になると急に紫外線の量が増えることや、皮膚も紫外線に対する抵抗力がないことから影響を受けやすくなるため、紫外線対策は春から始めるようにしましょう。
曇りでも薄い雲の場合は紫外線の8100%以上が通過してしまいます。1日のうちでは10時から14時の紫外線量が最も多く、高い山や海など場所によっても強い紫外線を浴びてしまうことになりますので十分注意して下さい。

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◆どのような紫外線対策をすればよいですか?

紫外線に直接当たらないように遮断することがいちばんの対策です。日焼け止めクリームは外出の目的や時間帯に合わせて、SPFとPAの数値で使い分けるようにしましょう。(※Dr.QA参照)外出する際には、長そで、長ズボン、帽子、日傘、サングラス、手袋などで皮膚を隠し、紫外線の影響を最小限に抑える努力が必要です。

◆子どもにも紫外線対策は必要ですか?

近年では紫外線の悪い影響が増えていることから、赤ちゃんの健康にために必要とされた日光浴が母子手帳から削除され、外気浴という言葉に変更されています。
子どもは屋外で過ごす時間が長く、紫外線を浴びる量も多くなります。18歳未満の日焼けは、後に皮膚がんや白内障の原因となるなど眼にも影響を与えるリスクが高くなるため、子供のころから続けて紫外線対策をする必要があります。
日焼け止めは、SPF15以上、PA++~+++を目安として、無香料、無着色の表示があるものを選び、プールに入るときは耐水性またはウオータープルーフのものを使いましょう。

Dr.QA 日焼け止め

Q.日焼け止めの成分は?

A.日焼け止めには、紫外線吸収剤と散乱剤があり、これらを組み合わせて使われています。吸収剤はUVBを吸収し、散乱剤はUVB、UVAを遮断してくれます。両方が入っているものがより効果的ですが、吸収剤はかぶれることがあるので、皮膚の弱い人は散乱剤だけの製品をお使いください。

Q.日焼け止めの成分表示って?

A.製品にはSPFとPAの表示があります。SPF(Sun Protection Factor)はUVBに対する防御効果を表しています。数値が高い(日焼けをするまでの時間が長い)ほど効果がありますが、数値が50以上になるとあまり変わらなくなります。PA(Protection Grade of UVA)はUVAに対する防護効果を示し、+から+++まで3段階の表示があり、プラスの数が多いほど効果が高まります。

Q.日焼け止めの使い方は?

A.正しい使い方とされているのは、顔だと真珠の玉2個分くらいを全体に伸ばします。また、SPFの数値が高いものでも3時間に1回くらい塗り替えましょう。過信は禁物です。水泳や汗で流れたり、擦って取れたりということもあります。できれば一度洗って再度塗ることを心がけてください。

Q.日焼け止めの使うコツは?

A.季節、場所、時間などによって使い分けをしたほうがいいでしょう。春になって、休日に遠出をする、屋外でのスポーツ・催し物に参加するといったときにはやはり効果の高いものを使ってください。家に帰ったら日焼け止めはしっかり洗って落としてください。成分が皮膚に残るのはよくありません。

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