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新型インフルエンザ流行宣言

号外!新型インフルエンザ流行宣言

今年も新型インフルエンザの流行が始まっています。

下記の記事は2010年度のものですが、2011年も新型を中心に流行が始まっています。今年は新型が57%と静かに広がっています。マスメディアへの登場も少なくなっており、油断をしていませんか?特に30代、40台、50台は免疫が無い人が多く予防接種が大切です。その他の世代の人も安心することなく、インフルエンザの予防接種を受けましょう。

全国的に新型インフルエンザが流行する中、新学期が始まり広島県内でも学級閉鎖を実施する学校が増えてきました。本格的な大流行に備えて、慌てず落ち着いて行動できるよう、予防のポイントや対応策について、県立広島病院の桑原院長にお話をうかがいました。

◆これまでの経過

メキシコを発生源とした新型インフルエンザ(H1N1)は、5月16日に神戸で国内感染者が初確認され、兵庫、大阪、福岡、東京と広がり、8月中旬には本格的な流行となりました。広島県では6月9日に初めて海外感染者が確認され、同月下旬からは広島市を中心に国内感染者が増加しています。当初、新型インフルエンザを疑う発熱者の受診は発熱外来のみとし、感染者は入院措置をとっていましたが、6月19日より一般の医療機関でも診療を行い、感染者は自宅療養という対応を呼びがけています。

◆今までのインフルエンザの流行

0220世紀に入ってがら、スペインがせ、アジアかぜ、香港かぜと3回の世界的流行が起きています。なかでも1918年に発生したスペインかぜは、第一次世界大戦中ということもあり、死者数が4.000万人にのぼりました。今回の新型インフルエンザは、200万人の死者を出したアジアがぜ並みとの報告もあり、今後も流行への警戒が必要です。

◆新型インフルエンザの特徴

現在のところ、感染者の多くは発症から約1週間で治まっています。しかし、季節性インフルエンザと違うのは、重症度は中等度ですが、ほとんどの人が免疫を持っていないために感染性が強いという特徴です。

◆予防のポイント

対策には、「うつらないため」と「うつさないため」の2っがあります。うっらないための対策は、人混みを避ける、マスクの着用、うがい・手洗いの励行と、「ワクチン」の接種です。接種方法などについては、今後発表される情報をご確認ください。

最も重要なのは感染した場合に「うつさない」ことです。人にうつさないためにマスクを着用し、感染力がなくなるまで(熱が下がってから2日間、または症状が出てから7日間)は外出を控えましよう。インフルエンザかどうか判らない場合も、咳が出ていたら「咳エチケット」を守りましよう。

singata●うつらない対策

  • 手洗い・うがいを徹底する
  • 人混みの中ではマスクをする
  • 人混みを避ける

●うつさない対策(咳エチケット)

  • 咳やクシャミをするときは、ハンカチやティッシュでロと鼻を覆う
  • 使用したティッシュはすぐにフタ付きのゴミ箱に捨てる
  • 咳やクシャミが出ている間はマスクをする
  • 咳やクシャミをした後は、手を洗う

 

インフルエンザの自己チェックシート

以下の4つが揃った場合はインフルエンザの可能性が高いと考えられます。

  • 身近でインフルエンザにかかった人がいる
  • 急激な発症
  • 38℃以上の発熱
  • かぜ症状・全身症状(咳、鼻水、喉の痛み、頭痛・関節痛、筋肉痛、倦怠感など

◆感染した場合の対応

インフルエンザは急な発熱だけでなく、悪寒、倦怠感など全身症状があらわれるのが特徴です(「インフルエンザの自己チェックシート」参照)。発熱や咳などの症状が出た場合は、必ず「かかりつけ医」または近くの医療機関に連絡を入れてからマスクをして受診しましょう。特に、妊婦はかかりつけの産科医に連絡して、受診先を相談してください。

感染者には、治療薬のタミフルやリレンザが処方されることがあります。医師の判断でこれらの薬が処方されない場合も、1週間程度で治る病気なので、パニックになる必要はありません。「重症にならないこと」を第一に、しっかりと自宅療養しましよう。

◆持病のある方と妊婦の受診について

ぜんそくなどの慢性呼吸器疾息、心疾患、糖尿病、腎機能障害、免疫機能不全などの持病がある方や乳幼児・高齢者がいる場合は、あらかじめ「かかりつけ医」に受診方法を確認しておきましよう。妊娠中の方は、かかりつけの産科医師と相談して、インフルエンザのような症状が出たときに受診する医療機関を決めておくようにしてください。

◆自宅療養中に注意すること

家族とは別の部屋で安静に過ごしましよう
医療機関を受診するときや家族と接するときはマスクをつけましよう
こまめに水分をとり、十分な睡眠をとりましよう
自宅療養中に以下の症状が出た場合は、すぐに医療機関に相談して受診してください

子ども

水分が十分にとれていない
尿の量が極端に少ない
咳や痰が多く出て、息苦しそう
名前を呼んでも反応が悪いなど意識がもうろうとしている

大人

3日以上発熱が続き、体調が回復しない
咳や痰が多く、息苦しさや胸の痛みを感じる
水分が十分にとれていない
意識がもうろうとする、立ち上がれない

●受診するときの注意点

症状が出でも大多数は軽症ですみますので、慌てず落ち着いて、以下の注意点を守り受診しましょう。

  1. まず医療機関に連絡してから受診する。
  2. 休日・夜間の受診は控えて、平日の昼間に受診する。
  3. 受診するときにはマスクを必ず着用する。
  4. 受診後、症状が悪化した場合は医療機関に連絡する。

周りの人にうつさないため、熟が下がっても2日間は外出を控えましょう。

キラキラキッズ インフルエンザ脳症

インフルエンザ脳症の原因は、ウイルスに対する免疫反応が激しすぎて、免疫成分が血管外にもれて、脳細胞が障害されて脳が腫れることで起きます。毎年約100人の脳症が報告されていて、多くは5歳以下の子どもです。ほとんどは発熱1日以内に起こっていて、けいれん、意識障害、幻覚や意味不明の発語や異常行動で発病しています。残念ながら確実な脳症の予防法がなく、重要なのは、脳症症状が起こったら早期受診して、早期に治療開始することです。以前の死亡率は3割以上でしたが、治療の進歩により最近は1割程度に低下しています。

インフルエンザの発熱に対して、アセトアミノフェン(アンヒバ、アルピニー、力ロナ-ルなど)以外の解熱剤は、脳症を誘発し易いですので使用しないでください。今シーズンはたくさんの子どもがインフルエンザに罹るでしょうから脳症も増えると予想されます。

社団法人広島市医師会発行のキラリ増刊号より
広島市医師会発行「キラリ 2009Pre-autumn臨時号」より

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