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こんな時どうする!? 眼の救急

急に痛くなったり、赤くなったり、というような眼のトラブルはつい慌ててしまいがちですね。そんな時にも落ち着いて正しく対処するにはどうしたらよいのか、今回は「眼の救急疾患」について、広島大学の木内 良明教授(医師薬学総合研究科眼科学)にお話をうかがいました。

◆よく起こりやすい眼のトラブルは何ですか?

昔は飲酒運転で事故を起こして、フロントガラスの破片が眼に入ったという患者さんが運び込まれることが多かったのですが、最近は飲酒運転が減ったためか、そのようなケースは少なくなりました。

コンタクトレンズが取れない、角膜感染症などコンタクトレンズに関するトラブルは相変わらず多いようです。アメーバによる角膜感染症は近年注目されている病気です。

◆角膜感染症はどうして起こるのですか?

角膜感染症になる場合のほとんどは、コンタクトレンズのケア方法を誤っている人や、コンタクトレンズを使っている人で眼の定期検査を受けていない人です。水道水でコンタクトレンズを洗浄するなど不適切なケア方法によってレンズが十分に滅菌されないために、アメーバや菌がついたままのコンタクトレンズをつけることで角膜に感染すると考えられています。

アメーバによる角膜感染症には特効薬がなく、基本的に感染した部分を削るしか治療方法がありません。治療をしないでおくと、黒目が真っ白になってしまい角膜移植が必要になる人もいます。

◆コンタクトレンズを使用する際に注意することは何ですが?

コンタクトレンズを使用する際に注意すること

kensaコンタクトレンズで眼障害を起こさないためには、レンズのこすり洗い、消毒などケアをきちんとすることと、定期検査を必ず受けることが大切です。1日使い捨てタイプを1週間使い続けたり、コンタクトレンズをつけたまま寝るなど誤った使い方は絶対にやめましょう。

◆特に注意が必要な症状は何ですか?

「強い痛み」「眼が見えない」という時は、重い病気が原因となっていることもあります。我慢をしてもほとんどの場合は良くなりませんので、昼間はかかりつけの眼科に、夜間は広島市医師会千田町夜間急病センターを早めに受診しましょう。

◆花粉症による眼のかゆみはどう対処すればいいのですか?

かゆい時に眼をこすると、さらにかゆみが増してしまいます。点眼薬を使って花粉を流すだけでもかなり効果があります。

保存版眼の救急早見表

renrakusaki

すぐに眼科を受診 すぐに眼科を受診しましょう

痛い・・・痛みは我慢しても治らない場合がほとんどです。うずくまるほどの痛みや発作が起きた場合は緑内障によって眼圧が上がっている場合も考えられますので要注意です。

見えない・・・急な視力低下は、網膜剥離や血管が詰まるなど、原因がいろいろと考えられます。放っておいても悪くなるケースが多いので注意しましょう。
早めに眼科を受診 早めに眼科を受診しましょう!

打撲・・・強く眼を打った時はもちろん、軽く打った時でも視力に影響がある場合は、骨折や眼球破裂の恐れもあります。

物が入った・・・薬剤が眼に入った場合は、早めに水道水で洗眼しましょう。鉄粉などの固形物はこすると眼にキズがつきますので、そのまま受診しましよう。
早いうちに眼科を受診 様子を見て翌日以降早いうちに眼科を受診しましょう。

ものもらい(メボ)・・・ものもらいだと思っていても,高齢の方はガンなど他の病気の可能性もありますので注意が必要です。

めやに・・・感染性の結膜炎ではなくても目やにが出ます。ドライアイの場合、または加齢により白目にシワができている場合にも、めやにが出るような感じがすることがあります。

かゆみ・・・花粉症やアレルギー性結膜炎などが考えられます。花粉症はシーズン前からアレルギー剤の点眼薬を使うと症状を軽くすることができます。あまりひどくこすらないようにしましょう。

ゴロゴロする・・・目やにをともなわずゴロゴロする場合はウイルス性結膜炎かもしれません。人に伝染しやすい結膜炎もあります。ドライアイでも異物感が出ることがあります。

充血・・・充血は眼球に異常があるサインです。感染症やぶどう膜炎など視力に影響する病気では充血からはじまることがあります。充血が続いた場合は眼科を受診しましょう。

出血・・・白目にべったり出血があると非常に驚きますが、見た目ほど重症ではありません。ただし繰り返し出血する場合は、重い病気が隠れている場合がありますので注意しましょう。

チラチラする・・・飛蚊症と呼ばれる症状で、網膜剥離や血管が切れた場合に起こります。ひどくなったら早めに受診しましょう。

広島市医師会発行「キラリ」より

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