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補聴器

補聴器は医療機器、まずは医師に相談

聴力は年齢とともに衰える。補聴器を使う場合は、きちんと耳鼻科医を受診し、自分の生活に合ったものをしっかりと選びたい。
年を重ねると、耳の奥にある音を感じる細胞や音を伝える神経の数が減るなどして、聞こえにくくなる。補聴器はマイクで外の音を大きくし、イヤホンで聞く医療機器だ。
「軽い難聴は自分で気づきにくい。周りから『テレビの音が大きい』『聞き間違いが多い』と指摘されたら難聴の可能性がある」と自由が丘杉内医院(東京)の耳鼻咽喉科医、杉内智子さんは話す。
加齢 性の難聴は一般的に高音域から聞こえにくくなるとされる。電子レンジの「チン」という音だ。40~50代で聞こえにくくなる人もいる。「ただ、補聴器を使うかどうかは、他人との会話を通じて意思疎通が図れるかどうかなどで総合的に判断します」。「難聴がひどくなると人間関係を維持できず、うつ病や認知症に進む可能性もあるという。
補聴器は専門店やメガネ店で買えるが、耳鼻科を受診してからがいい。診断によっては、手術が必要な病気の場合もある。日本耳鼻咽喉科学会は、杉内さんのように補聴器の知識が豊富な医師を「補聴器相談医」として認定している。学会はホームページで、全国4000人上の補聴器相談医を公表しており、自宅近くなどで探せる。
補聴器のタイプは主に、補聴器ごと耳に入れる「耳穴型」と、耳にフックをかけてイヤホンを耳穴に入れる「耳かけ型」がある。どちらも軽度から重度までの難聴に対応できる。「耳穴型」は目立ちにくく、メガネをかけている人も使いやすい。耳の穴の形に合わせてオーダーメイドもできる。「耳かけ型」は「耳穴型」よりも大きく、扱いやすい。
各メーカーが様々な機種を出している。安い機種で2万円ほど、高いと50万円ほど。メーカーは音の方向をとらえやすいよう、両耳につけることを勧める。費用は倍になる。
補聴器を付けると、それまで気にならなかった生活音が大きく聞こえるようになる。今の補聴器は、「新聞をめくる音や食器の音を抑える」「車のエンジン音を抑える」『ホールなどで反響音を抑える」といった様々な機能があり、機種によって異なる。機能を増やすと価格も上がる。
状況の応じて必要な機能を選ぶ

補聴器メーカー「リオン」(東京)の榎澤渉さんは「『外出が多い』『車を運転する』など生活の状況に応じて必要な機能を選びましょう」と話す。雑音の抑え具合などを確かめるため、購入後は繰り返し根気よく、店で調整を続けた方がいいという。
日頃の手入れも大切だ。耳垢が付くと、音がきちんと伝わらなくなる。汗がついても劣化につながる。乾いた布で時々拭く。寝る前や入浴時は外し、湿気の多い洗面所などには置かず、乾燥剤入りのケースに入れて保管するよう心掛けることが大切だ。
補聴器、検査や調整で安心

国内の難聴者は1500万人以上いるとみられる。補聴器を付ける場合は、購入前に耳鼻科を受診することが望ましい。難聴の程度や原因を調べ、補聴器が必要かどうかを判断するためだ。装用当初は不快に感じることが多いだけに、機器を調整しながら慣らしていく作業が欠かせない。
読売新聞は今年2月、聞こえの改善に向けた「補聴器適合検査」実施を国に届け出た600医療機関に、2015年10月~12月の診療実績などをアンケートし、273施設から回答を得た(回収率46%)。一覧表には、この検査を受けた患者が5人以上の施設(該当がない県は最多の施設)を多い順に、聴覚リハビリの実施や、耳鳴りの音響治療について掲載した。
補聴器適合検査は、補聴器を装用し、言葉の聞きわけがどの程度向上するかを詳しく調べる。人員や検査体制が整う施設が届け出て、実施できる。保険診療でも患者の経済的負担が大きく時間もかかるため、積極的に行わない施設も多い。
補聴器診療では、聴覚リハビリを担う言語聴覚士の役割も大きい。聴覚リハビリでは、音を聞いて理解するために脳の働きを鍛えるなどの方法がある。認知機能の低下予防も期待できる。
耳鳴り、音響療法で改善

難聴は耳鳴りの原因になる。聞こえづらい音を聞こうとして脳が興奮し、耳鳴りが起こると考えられる。治療の柱は、音響療法だ。雑音などを出す機器「サウンドジェネレーター」や補聴器を装用して、耳鳴りを機にならなくする。
日本では難聴でも補聴器を使わない人が多い。公費の補助が乏しい上、見た目を気にする人がいる。日本補聴器工業会の調査では補聴器装用者の満足度は39%で、欧州諸国の半分程度。十分な調整を受けずに装用するケースが少な駆らずあるとみられる。
聞こえづらさがあると、誤解から人間観家のトラブルを招き、周りとの交流も減りかねない。生き生きと過ごすため、放置せず、補聴器に詳しい耳鼻科医を受診することが重要だ。

「補聴器ライフを快適に』も併せてお読みください。

読売新聞より抜粋
杉本クリニックは「日本耳鼻咽喉学会補聴器相談医」です。

難聴、耳鳴り、メニエール病など耳のトラブルなら杉本クリニックにご相談ください。

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