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ニキビ放置しないで 早期治療の薬登場

重症化でニキビ痕残ることも

読売新聞6月14日より

「青春のシンボル」と言われ、多くが思春期に発症するニキビは、日本人の9割以上が経験するというデータもある。重症化すると痕が残ることもあるので、早めの治療が大切だ。海外で長年使われてきた薬が国内でも承認を受け、炎症を起こす前の段階での早期治療ができるようになった。

ニキビは、毛穴の出口がふさがり、皮脂がたまって盛り上がった状態で、顔や胸、背中の肩甲骨付近、上腕などにできる。思春期によく見られるのは、男性ホルモンのアンドロゲンの量が増え、.毛穴にある皮脂腺で皮脂が大量に分泌されるためだ。軽い病気という印象があるが、治療しても痕が残ったり、重症化して治療が長期間lこ及んだりするケースがあることは意外と知られていない。日本医大武蔵小杉病院形成外科講師の土佐庭美子さんは「ニキビが、手術痕のようなケロイドに変化してしまうと治療に数年かかる」と指摘する。

ケロイドは、患部が長期の炎症によって赤みを帯びて盛り上がり、病変が広がった状態で、痛みを伴う。炎症を起こしたニキビを放っておくと、最初は複数の点だった患部が拡大してお互いにつながり、大きなケロイドになることもある。土佐さんは「つらい症状がないからといって、ニキビを軽く考えないで、しっかり治療をしてほしい。もし、ニキビが赤く盛り上がり、それが数か月続くようならケロイド化の可能性があるので、早めに形成外科を受診して」と話す。acne

虎の門病院皮膚科部長の林伸和さんは「ニキビは、毛穴の炎症という印象が強いが、炎症を起こす前から病気は始まっている」と説明する。

ニキビは、患部の見た目で、赤ニキビ、白ニキビ、.黒ニキビに分かれる。
赤ニキビは、普段から皮膚にいるアクネ菌が毛穴にたまった皮脂の中で増殖し、炎症が起きて赤くなった状態だ。白と黒ニキビは、毛穴に皮脂がたまっているが、炎症は起こしていない状態で、皮脂に含まれるメラニン色素で毛穴部分が黒く見えるのを黒ニキビと呼ぶ。

赤ニキどの治療には、抗生物質が使われる。

2008年に発売されたアダパレンは、毛穴がつまる原因となる角質細胞の増加を抑えて角質の層を薄くする働きを持ち、白、黒ニキビに対する国内で初めての薬となった。弱いが炎症を抑える作用もある。
今年4月に発売された過酸化ベンゾイルは、角質の細胞をはがれやすくすることで毛穴が詰まるのを防ぐほか、アクネ菌や炎症を起こすブドウ球菌を死滅させるので、白、黒、赤ニキピに有効だ。薬から発生する活性酸素で殺菌するため、薬剤耐性菌が生まれる心配もない。
二つの薬の登場で、国内でも、ニキどの症状に合わせてアダパレンや過酸化ベンゾイルに、赤ニキビ用の抗生物質を組み合わせる海外で榛準的な治療ができるようになった。
アダパレンや過酸化ベンゾイルは皮膚が赤くなったり乾燥したりする副作用が見られるが、長く使う間に副作用は軽減する。
林さんは「赤ニキどの予備軍である白、黒ニキビを病気だと認識して、中高生は早めに皮膚科へ行くようにしてほしい」と呼びかけている。

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