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マダニ感染症 予防策は

マダニ感染予防・・・

 山や草むら露出は避けて、弱った動物に接触しない

マダニを介してうつる重症熱性血小板減少症候群(SFTS)。西日本に住む50歳代の女性が昨年夏頃、発症しているとみられる野良猫にかまれて感染し、死亡していたことがわかった。夏休みで野外に出かけることが多いこの時期、何に注意すればよいのか。

野良猫にかまれ女性死亡

Q SFTSの特徴は。
A 発熱のほか、意識障害や血が固まりにくいなどの症状もある。高齢者は重症化しやすく、最悪の場合はあらゆる臓器が機能を失って7~10日で死亡する。国立感染症研究所によると、報告がある2013年以降、全国で266人が感染し、57人が死亡した。マダニにかまれてうつると考えられてきたが、ダニ以外の動物を介して人に感染が確認されたのは初めてだ。
Q 動物を触る時に気をつけることは。
A 動物から人にうつることはまれとされる。ただ、野良猫などで特に弱っている場合は、SFTSに感染している可能性があるのでむやみに触れない。屋内のペットを過剰に怖がる必要はないが、口移しでのエサやりなど過度な触れ合いを控え、薬などでダニ退治を徹底する。
Q マダニにかまれないようにするには。
A マダニは野山ややぶ、草むらに多い。長袖や長ズボンを着て、裾を靴下に入れ、首にタオルを巻くなど肌の露出を避ける。市販の虫よけ剤も効果的だ。
Q マダニにかまれた時に気をつけることは。
A 肌に張り付いたマダニを自分で取ると、一部が皮膚に残って化膿したり、体液が体に入ったりすることがあるため、皮膚科など医療機関を受診して除去してもらう。しばらくは体調の変化に注意しよう。

感染西日本に集中

国立感染症研究所によると、SFTSに患者が感染したと推定される場所は、西日本に集中しており、道府県別では、宮崎の43人が最も多く、高知26人、愛媛22人、広島、徳島各21人などとなっている。
兵庫県立大の山内健生准教授(衛生動物学)によると、西日本で感染者が多いのは、SFTSのウイルスを媒介すると考えられる「タカサゴキララマダニ」と「フタトゲチマダニ」が広く生息しているためだ。
これらのマダニは、屋内にいるイエダニと異なり、山間部などのシカやイノシシなどの野生動物に寄生する。近年、野生動物が人家近くの田畑を荒らす被害が各地で増えるにつれ、マダニの生息域も拡大しているとみられる。徳島県内では今月4日、80歳代の女性がSFTSで死亡したが、どこで感染したかは特定できなかったという。同県感染症・疾病対策室は「市街地に近い山林や草むらにも、マダニがいる恐れはある。どこで感染してもおかしくないという危機感を持ち、野外で活動する際は注意が必要だとしている。

SFTSを防ぐ主な対策

・弱った野良猫などはむやみにさわらない
・山野に行くときは、長そで、長ズボン、首にはタオルを巻くなど、肌の露出を少なくする
・虫よけスプレーを使う
・マダニにかまれたら皮膚科などを受信する

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