広島市中区の耳、鼻、喉の専門医、耳鼻咽喉科、内科、呼吸器科、アレルギー科

ホメオパシー433助産施設で調査 36施設ビタミン与えず

ホメオパシー433助産所調査 36施設ビタミン与えず

社団法人・日本助産師会は7日、加盟助産所の1割弱にあたる36施設で、科学的根拠がないと指摘される民間療法のホメオパシーが行われ、新生児に必要なビタミンK2を与えていなかったと発表した。山口では5月、ビタミンを与えられずに新生児が死亡したとして訴訟も起きており、厚生労働省は同日、同会会長あてに注意を求める通知を出した。

新生児は、ビタミンKが欠乏すると頭蓋内出血を起こすため、ビタミンK2シロップを与えるよう、厚労省研究班が指針を出している。しかし、山口市の助産師が、K2シロップの代わりにホメオパシー療法で使うレメディーという砂糖玉を与え、生後2カ月の女児を死亡させたとして、5月に損害賠償を求める訴訟が起こされている。

訴訟を受け、助産師会は7月下旬、全国433の助産所を対象に過去2年以内に、K2シロップを与えず、レメディーを与えていたケースがなかつたか調査した。お産をしていない19施設をのぞく、414施設から回答を得た。

この結果、レメディーしか投与しなかったケースがあったとする助産所は36施設に上った。複数の助産師が所属する助産所もあり、ホメオパシーを実践している助産師は36人を大きく上回る可能性が高いという。理由として、助産師がK2シロップとレメディーの両方を説明し、妊婦がレメディーのみを選んだり、妊婦からどうしてもと頼まれたりしたからと説明してる。調査結果を受け、助産師会は、これらの助産所にK2シロップを使うよう指導した。

厚労省医政局も同日、新生児には、K2シロップが有効として、適切にシロップを使い、望まない妊産婦にはそのリスクを十分に説明することが重要とする通知を出した。

日本助産師会の岡本喜代子専務理事は「会員には、お産の現場でホメオパシーを使うことがないよう指導する」と話している。

学校で養護教諭「ホメオパシー」沖縄の公立中 生徒に「薬ダメ」

沖縄県名護市の公立中学校の養護教諭が5年以上前から、保護者や校長、校医の了解を得ずに、保健室で民間療法「ホメオパシー」で使う砂糖玉を生徒に日常的に渡していたことがわかった。複数の生徒によると、教諭は「普通の薬はいけない」と話していたという。保健室で自ら砂糖玉も作っていたという。校長や同市教育委員会は本人から事情を聴き、中止するよう指導した。

この養護教諭は、普及団体「日本ホメオパシー医学協会」が認定する療法家。卒業生によると、この中学校に赴任した2006年度当時から、体調不良を訴える生徒にホメオパシー療法で使うレメディーという砂糖玉を渡していたという。

生徒たちは「頭痛や生理痛で保健室に行くと『レメディーは副作用がない』と言って渡された」「普通の薬はダメと言われた。部活の遠征にもレメディーを持たされた」などと話している。

新型インフルエンザが流行した昨年、「インフルエンザを予防できるレメディー」を渡され、予防接種を受けなった生徒もいる。

また、この養護教諭は「ただの砂糖玉をレメディーに変換する」という装置を保健室に持ち込んでいた。縦横が約30~40㌢ほどの装置で、症状に応じて生徒の目の前でレメディーを作っていたという。

一部の生徒は、このレメディーについて「思い込み薬」と呼んでいた。

この養護教諭は、沖縄の全小中学校の養護教諭約440人が加入する任意団体「県養護研究会」の元会長で、07年12月には、日本ホメオパシー医学協会の由井寅子会長を沖縄に招き、養護教諭向けの講演会も開いている。同協会の会報誌に「教育現場で利用して10年になる。改善したことは多々あるが、トラブルは一度もない」と書いている。

養護教諭は朝日新聞の取材に「直接の取材は受けない。質問は文書でホメオパシー協会に」と話した。同協会からは回答がなかった。

同校の校長は「許可した覚えはない。砂糖玉であっても『病気が治る』と言って渡しているのであれば問題」と話し、即、中止するよう指導した。

教育者として問題 長崎大教育学部の長島雅裕准教授の話

養護教諭が、保健室でホメオパシーを実践していたとは、衝撃的だ。科学的根拠のない民間療法を根拠があるように誤認させ、標準医療を否定するような発言をしていたとすれば、教育者としても問題だ。

ホメオパシー療法

ホメオパシーについての詳細は「ホメオパシーとは」を参照ください。

健康・医療のヒント

耳鼻咽喉科・内科・呼吸器科・アレルギー科 TEL 082-241-4187 月曜日午前中のみ 9:00~11:30
休診日 日曜日・祝日

健康・医療のヒント

PAGETOP
Copyright © 杉本クリニック All Rights Reserved.