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高血圧の基準 米国で厳格化

 2017年11月、高血圧の指針が見直され診断基準の数値が下方修正された。高血圧と診断される人は米国民の3割から5割近くに増えるが、多くは薬物治療の対象とせず生活習慣の見直しを促す方針だ。
米心臓教会などが発表した指針では「最高130以上または最低80以上」を高血圧と診断する。従来は「最高140以上または最低90以上」としていた。この結果、米国内での高血圧と診断される人は20歳以上で46%となり、14ポイント増える結果となっている。従来「最高140以上または最低90以上」としていた指針を「最高130以上または最低80以上」へ引き下げた。これにより米国では高血圧と診断される人が20歳以上で46%(14ポイント増)となった。
ただし、原則として薬物治療はステージ2とされる「最高140以上または最低90以上」を対象とし、ステージ1の「最高130~139または最低80~89」は生活習慣の見直しが基本で、減塩、節酒、運動、肥満であれば減量、野菜や果物の摂取などを指導する。ステージ1でも動脈硬化などになったことがあり、10年間にそのリスクが10%以上と判断された場合は、薬物治療を併用する。薬物治療が必要な人は従来の2ポイント増の36%にとどまる。高齢者(65歳以上)は最高「130未満」を目標にするが、合併症などの場合、体の状態や患者の希望で目標を決めてもよいという。

正常       最高120未満  かつ  最低80未満
血圧上昇     最高120~129 かつ  最低80未満
高血圧ステージ1 最高130~139 かつ  最低80~89
高血圧ステージ2 最高140以上  かつ  最低90以上

日本とは異なる患者の背景

日本高血圧学会は2014年に治療指針を改定しており、64歳までの高血圧の治療目標を最高「130未満」から「140未満」に緩和している。これは近年の世界的な緩和の流れを受けたものだが、米国の指針が見直されたことで影響を与える可能性があるが、背景が異なっている。米国では肥満の人が多く、高血圧患者は心臓病を発症することが多いが肥満の少ない日本人は脳卒中のリスクが高く患者の背景に違いがある。

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