広島市中区の耳、鼻、喉の専門医、耳鼻咽喉科、アレルギー科、内科、呼吸器科

がん治療と仕事

副作用の少ない薬・拠点病院拡大

がん対策の計画で、心身の痛みを取り除く緩和ケアは普及の遅れが目立つ。
厚生労働省は、患者約700人への2014年度調査から、患者の3~4割かが苦痛への対応を十分受けていないとみている。拠点病院間でも緩和ケアを受けられる患者数に差がある。
痛みを訴えられない患者がいるため、厚労省は、心身の苦痛を確かめる検査を拠点病院に14年から貸している。
検査は、結果の記入や確認など膨大な作業を伴う。現場から「病棟の気になる患者を訪ねる時間が減った」との声も上がっている。
拠点病院の一つ、新潟市民病院の野本優二・緩和ケア内科部長は「多くの患者や遺族に調査をおこない、現行の対策の効果を検証すべきだ」と話す。
患者数が少ない希少がんや、治療法が確立していない膵臓や胆道などの難治性がんは研究が進まず、専門家も限られる。
改正がん対策基本法では、こうしたがんの研究促進が盛り込まれた。先月国が打ち出したゲノム医療推進の動きも後押しになりそうだ。ゲノム医療では、患者個々のがん細胞の遺伝子の特徴に合わせ、効果が高く、副作用の少ない治療を選ぶ。米国や英国では実用化を目指す国家的事業が始まっている。
膵臓がん患者団体パンキャンジャパンの真島喜幸理事長は「使える薬が少ない希少がんや難治性がん患者にとって、ゲノム医療は希望の光。解析や診断の体制を整え、対策につなげてほしい」と話している。

がん対策推進基本計画で掲げた主な目標と現状
目標(現行計画) 現  状
がん年齢調整死亡率 75歳未満について10年間(2005~15年)で20%減 16%の減少(2005~2015年)で新たな目標設定へ
就労支援 がんになっても安心して働き暮らせる社会を構築 国などの支援は進んだが、職場などの一層の理解は必要
がん医療の充実 安心で安全な質の高いがん医療を提供する 拠点病院は増加、体制を整える負担が問題に
がん検診受診率 胃、肺、大腸がんは40%、乳、子宮頸がんは50% 胃(男46%、女34%)、肺(男48%、女37%)、大腸(男41%、女35%)、乳がんは34%、子宮頸がんは33%(いずれも2013年)
喫煙率 2022年までに成人喫煙率12%、未成年者の喫煙ゼロ 成人喫煙率18%(2015年)
緩和ケア 拠点病院に緩和ケア病棟を迅速に提供できる体制を整備 緩和ケアを受ける患者数などについて、病院間で大きな壁
希少がん、難治性がん 希少がんについて、適切な医療の提供体制などを検討 早期発見、治療法の開発について、研究促進が必要

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